
こんにちは、石たちのお部屋へようこそ
古代ギリシャではこの石を砕き、酔わないようにワインに入れていたそうです。
お酒好きが持つとよい?
アメシストの語源となる「amethystos」には
「お酒に酔わない」という意味があります。
お酒の神バッカスが、悪酔いをして猛獣に
少女(アメシスト)を襲わせようとしたところ、
月の女神が直前でアメシストを水晶に変え救った。
酔いから覚めたバッカスが反省し、
その水晶にワインを注ぐと紫色に変わった事から
「人を悪酔いから守る」という意味を持ったそうです。
以前、ミネラルショーへ行った時に
凄い大きなアメシストのジオードが飾られていて、
こんなサイズのアメシストが居酒屋に置いてあったら
お客さん全員悪酔いしないな、なんて思いましたね

アメシスト
アメシストは、本来は無色透明の水晶に微量の
鉄イオンが含まれる事で紫色に変化したものです。
紫色は昔から高貴な色として扱われていて、
キリスト教では「司教の石」として儀式の際に
用いられました。
富と権力の象徴としても知られ、長い間
王族によって独占的に愛用されていました。
身につけると感情をコントロールする力が
もたらされるといわれています。
物事を冷静に判断できるようになり、
所有者の魅力を引き出します。
水晶の持つスピリチュアルなパワーを
最も発揮するといわれ、直感力や洞察力を
高めてくれます。
精神を安定させる効果が大きく、心を落ち着かせ
自律神経が整い、安眠効果も期待できます。
私は「悪酔いしない効果」に期待・・・大


基本情報
化学的分類:ケイ酸塩
化学式:SiO2
硬度:7
密度:2.62-2.72g/㎤
磁性:非磁性
結晶系:三方晶系
色:バイオレット・紫
光沢:ガラス光沢
透明度:透明から半透明
条痕:白い
靭性:脆弱
へき開:なし
断口:貝殻状
形成過程
アメシストの紫色は地質プロセスに由来。
火山岩やジオードの空洞内で鉄の不純物がクォーツ結晶構造に混入。
結晶成長の最終段階において、近くの放射性鉱物からの放射線照射が
鉄の色を変化させ、紫色に変える。
色の強度は鉄の量と放射線の露出によって決まる。
年齢分布
35億年から1億年前
先カンブリア時代から後期白亜紀に形成された。
最も古い標本は最初の恐竜より前に存在しており、
最も若いものはT-Rexが地球を歩いていた時に形成された。