
こんにちは、石たちのお部屋へようこそ
ヘマタイト(Hematite)の語源はギリシャ語で「血」を意味する「haima」。
粉にすると赤褐色に見えるからだそうです。
腎臓状
ヘマタイトの中に腎臓状というものがあります。
形としてはポコポコと球状のものが集まっているもの。
人間の腎臓の形ではなく、なにか動物の腎臓の形に
似ているのだそうです。
あのポコポコした感じがなんだか好きなのですが、
結構なポコポコを持っているものはすぐにsold out
なんですよね。
ザクロくらい凄いポコポコを追い求めています

ヘマタイト(赤鉄鉱)
かつてローマ神話の軍神マルスと結びつけられ、
ヘマタイトで体を擦ると怪我をしないと考えられていました。
マルスは火星と縁があり、火星の英語名「マーズ(Mars)」の
由来になった神です。
火星が赤く見えるのは表面にヘマタイトなどの酸化鉄が
多く含まれているからだそうです。
砕くと赤褐色の粉になるヘマタイトは、古くから顔料として
使われてきました。
2万年ほど前にクロマニョン人によって描かれた
ラスコーの洞窟(フランス)の壁画にも、ヘマタイトが
用いられています。
かつては魔除けに用いられていたヘマタイトは
戦いの守り神と言われ、自信が欲しい時や勝負時に
効果的で、意思を強くし、判断力を高めるとされます。
血液に関わる石として血流改善効果が期待できます。
気が停滞していると感じた時に身につけると
マイナスの感情が徐々に晴れていくような効果も
感じられます。
邪気を跳ね返すため、玄関や部屋の入り口に置くのも
オススメですよ


基本情報
化学的分類:酸化物
化学式:Fe2O3
硬度:5-6
密度:5.255g/㎤
結晶系:三方晶系
磁性:磁性
色:鉄黒色・スチールグレー・錆びた赤色
光沢:金属光沢・無光沢
透明度:不透明
へき開:なし
断口:貝殻状・不均一
靱性:脆弱
条痕:赤褐色・錆赤
形成過程
生成には鉄と酸素が結び付いている。
主に堆積環境や変成環境で形成される。
堆積環境では水中の溶解した鉄が酸素と反応し、酸化鉄として析出。
変成的には、既存の鉄分を含む鉱物が熱と圧力の下で変化し、
密で金属的な赤鉄鉱になる。
特徴的な赤色は、酸化鉄の成分に由来し、異なる形成条件により
土状の塊から鏡面の金属結晶まで結晶構造に変化が生じる。
年齢分布
40億年前から18億年前
地球の大酸化イベントの間に形成された。
恐竜が出現するずっと前の事で、地球の大気が初めて大量の酸素を
得た時期であり、単純な細菌が主要な生命形態だった頃。