こんにちは、石たちのお部屋へようこそ

最古のパワーストーンといわれるほど歴史が古いラピスラズリ。様々な地域で「聖なる石」と崇められてきました。

美しい色合い

ラピスラズリの青色は紫みがかった青色だったり藍色だったり
様々で、特に美しいものはパイライト(黄鉄鉱)が散りばめられて
星のように見えるもの。

もちろん希少で高額ですから、なかなか手が出せませんが、
見ているだけで心を奪われます。

和名を瑠璃といい、瑠璃色というと紫みを帯びた濃い青色を指し、
幻想的な夜や深海を感じさせます。

シルクロード

ラピスラズリの産地として有名なのがアフガニスタンの山岳地帯。
ヨーロッパ、エジプト、中国、そして日本にもラピスラズリは
シルクロードを通って運ばれたそうです。

ツタンカーメン王の黄金のマスクにラピスラズリが
埋め込まれていますし、日本ではラピスラズリを飾った
革帯が正倉院に納められています。

6000年も前から過酷な山岳地帯で採掘され、長い時間をかけて
様々な地域に運ばれていたのですね。

ラピスラズリ

ラピスラズリはラズライトやノーゼライト、パイライトなど
複数の鉱物が集合して美しい色合いを出しています。
内部に含まれる微量物質によって色合いに変化が生まれます。

多くの古代文化において、王権、知恵、栄誉、力の象徴でした。
日本では仏教の「七宝」の一つとして知られています。

ラピスラズリは「幸運と成功をもたらす石」と言われています。
ツキを呼び寄せるという事ではなく、自分自身を成長させる
気づきを呼ぶ力があるようです。

外部からの邪気を払い除けるだけでなく、自分自身の心に潜む
怒りや不満、妬み、不安などのネガティブな思考を取り除き、
健全な心へと導いてくれます。

第三の目を開かせてくれ、直感力を高める効果もあります。
魂の成長を求めれば、達成できるようにサポートしてくれます。

自分磨きを頑張っている人には力強い味方ですね

基本情報

構成物:青金石・方解石・黄鉄鉱
硬度:5-5.5
密度:2.5-3g/㎤
磁性:磁性がある可能性
色:青・紫・白い方解石と黄鉄鉱でまだら
粒度:中粒から粗粒
組織:非葉状

形成過程

地球の深部で、強い熱と圧力が作用する場所で石灰岩が変化する。
この変化は硫黄を多く含むガスを導入し、青色のラズライト結晶の
成長を促す。
金色の斑点を持つバイライトの存在が、その特有の特徴を引き立てる。
方解石やソーダライトのような微量成分もその独自の組成に寄与。

年齢分布

30億年前から2500年前
最初の複雑な細胞が現れた時期から恐竜が絶滅した後の時期。
最古の鉱床はアフガニスタンとチリの古代変成岩に見つかっている。