こんにちは、ゆほどぅです

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先日、私の祖母が亡くなりました。
104歳でした。

学校へ行けなかった祖母

私の祖母は10人兄弟の2番目で学校は出ていません。
貧しい家庭環境で父は酒飲み、母は働き者・・・
小さい頃から奉公に出ていたと聞きました。
(ドラマでよくあるやつ

奉公先で飴玉をもらうコツなんかの話を聞いた事があります。
うまく生き抜くための知恵をつけていったのでしょうね、
奉公先では結構可愛がられていたようです。

祖母の日記

祖母は奉公先でカタカナを教えて頂いたそうで
キャンパスノートに日記をつけていました。
見せてくれるので読んでみましたが、なかなか面白く、
「ミヨノガホウレンソウモッテキタ。イぺエアツガライラネガッタ。」
(ミヨノさんがほうれん草を持ってきたけど、たくさんあるから
必要なかったという事)
・・・という感じ。
東北なまりそのままで書いていて面白いのです

大正琴

突然大正琴を購入して練習し始めた祖母。
私にとっては見たことも聞いた事もない大正琴というもの、
鍵盤のようなものが付いていて丁寧にドレミが書かれていました。

祖母にとっては子供の頃お友達か誰かが持っていて、
ずっとやってみたかったもののようでした。

「さくらさくら」を何度も練習し、ゆっくり弾けるようになり、
時々演奏してました

祖父との思い出

祖父はもう30年くらい前に他界しています。
とても仲良しでしたが、若い頃はずいぶん苦労させられたと
話していました

鶏卵で商売を始めるとヒヨコを購入したら全部オスだったとか、
鯉を育てて商売をすると鯉を購入したものの、餌のあげ過ぎで
商品にならなかった・・・などなど
(やってくれますね

歳をとってからは、祖母がバスに乗って出かける時、
バス停まで手を引いて、「いってらっしゃい」と見送る祖父・・・

苦労しても、祖母は幸せだったでしょう

祖母から学んだ事

祖母は自ら文字を学んで新聞が読めるまでになりました。
学びたくても学べなかった若い頃・・・
それを取り返すように学んだ老後・・・

好きな事はお喋りと食べる事
マグロの刺身が大好きでした。
いつも玄関がオープンでたくさんの人とお喋りしてました

私もそんな祖母の孫ですから長生きする事でしょう。
祖母のように生涯学び、楽しんで生きていこうと思うのです

「ばぁちゃん、お疲れ様でした