
こんにちは、石たちのお部屋へようこそ
旧石器・縄文時代の人々はオブシディアンを武器や狩猟道具に使っていました。
ダースベーダー?
関係は全くないのですが、私はオブシディアンを見ると
ダースベーダーの被り物を思い出すんですよ。
黒く輝いていて、艶があって・・・
オブシディアンは叩くと貝殻状に割れるので、
ダースベーダーが身につけることはありませんけどね
古代から矢じりや刃物の材料として世界各国で
使用されてきました。

星糞峠
長野県の霧ケ峰高原には直径3m、深さ3mほどの窪みが
たくさんあって、その周りに無数の黒い破片が散らばっています。
その窪みは縄文人がオブシディアンを採掘した跡なんだそう。
この地域では黒い破片に光が反射してキラキラ輝く様子を見て
その破片を「星糞(ほしくそ)」と呼ぶようになったそうです。
もうちょっと綺麗なネーミングでもよかったのでは、
と思っちゃいますね

オブシディアン(黒曜石)
オブシディアンは溶岩が急速に冷却されてできた
火山岩の一種の天然ガラスです。
黒い色の中に光の反射によってゴールドやシルバー、
レインボーカラーが浮かぶものもあります。
古代マヤ・アステカ文明では、魔法の力があり、
霊的な世界と交信できると信じられていました。
マヤの預言者たちはオブシディアンを使って
未来を予言したと言われています。
古代ギリシャの宝石賛美書であるオルフェウスの
「リティカ」にも、未来を見通す力があると記されています。
パワーが強く、悪縁を断ち、邪念を跳ね返す力が
あると言われ、魔除け、厄除けのお守りとして最適です。
潜在能力の開花にも役立つと言われています。


基本情報
化学的特性:シリカ含有量70%
化学式:SiO2
硬度:5-5.5
密度:2.35-2.6g/㎤
組織:ガラス質
磁性:磁性がある可能性
色:黒・褐色・金色・濃緑色
光沢:ガラス光沢・樹脂光沢
透明度:透明から不透明
へき開:なし
断口:貝殻状
形成過程
溶岩の急速冷却から生じ、この迅速な固化が結晶成長を抑制し、
ガラス質のテクスチャーを生み出す。
二酸化ケイ素が豊富な溶岩の組成はその色に影響を与え、
微量元素や内包物に応じて黒から茶色や緑色の様々な色に変化する。
冷却速度やガスの含有量の変化で模様を形成する事がある。
年齢分布
260万年前から1万年前
主に更新世から完新世初期にかけて形成された。
この時期には初期の人類やマンモスのような巨獣が栄えていた。