マイルーム　障がい者支援施設で働く

毎回新しい就業先に行く前は、緊張やら不安やらでいっぱいです。
その日が来るまで、楽しみも何もなくただひたすら不安との戦い

スタートしてしまえば大体なんて事なくなるのですが
始まるまではため息の日々でしたね

そういう時はストア派的に「起こるかどうかもわからない未来を
案ずるより今を生きる」と決めてタイピング練習なんかをして
過ごすのが一番

さて、就業がスタートして、スタッフの方々は優しそうで
人間関係で悩む事はなさそう
（若干クセのある方はいますが、まぁまぁそんなもの・・・）

ひとつぶち当たったのがクラウドサービスというもの。
これまでクラウドサービスを利用している就業先が
なかったものですから、まあ、パソコン上で迷子になります。
慣れるまでは大変・・・

利用者さん達（就労を目指す障害のある方達）はというと、
みなさん就労を目指して学んでいらっしゃるので、
挨拶をはじめ、マナーもしっかりした方々が多いです。

これまでいろんな就業先で働いてきましたが、
まぁ挨拶のできない方がたくさんいらっしゃいました。
（特に昭和生まれのおじさま方）
中には挨拶してるんだかしていないんだか
自分のデスクに向かってボソッとなんか呟いてる
方もいましたね。

そんなものを見てきたものですから、
今の就業先は素晴らしく感じます

利用者さん達は就業を目指してそれぞれの訓練を行っているのですが、
係活動というものもあります。
その係活動の中に電話応対があって、利用者さんのいる時間に
かかってくる電話は全て係になっている利用者さんが対応します。

慣れていない方は何度も相手の名前を聞いたりなんかして
苦戦している様子も見られます。

私も電話は苦手で、なんだか聞き取れないんですよね
最悪なのが、すっごく長い名前の会社・・・
覚えきれない・・・
メモが間に合わない・・・

苦手だから嫌だと言って
電話応対の係をやらない利用者さんもいらっしゃるのですが、
苦戦しながらも頑張って係を引き受けた利用者さんの
数週間後の電話応対はかなり上達しています。

これまでは電話をとるのにもあたふたしていたのに、
片手でコピーをとりながらもう片方で電話をとるなんて事も
できています

そんな利用者さんの成長を目の当たりにすると、
私も苦手なんて言ってられないなと思いましたね。

「継続は力なり」ってわかってはいるけど
つい、面倒な事だったり嫌だなって思う事って
避けてしまうんですよね。
だからいつまで経っても苦手が克服できない・・・

そんな自分を戒めるよい就業先に出会いました